MSX米国株式市場デイリー|Google 2026年第2四半期決算:990億ドルの含み益で支えられた"史上最高益の四半期"
- コア見解:Alphabetの2026年第2四半期決算では、1株当たり利益(EPS)は一時的な株式再評価により水増しされている。真のハイライトは、クラウド事業の82%という爆発的な成長と、営業利益率が34%に改善したことにある。しかし、設備投資の急増によりフリーキャッシュフローがマイナスに転じており、AIインフラへの投資ペースとクラウド事業の成長持続性が今後の重要な観測ポイントとなる。
- 主要要素:
- 売上高は1197.96億ドルで、前年同期比24%増加し、市場予想の1170.22億ドルを上回った。希薄化後EPSは9.11ドルで、表面的な増加率は214%だが、このうち990億ドルはAnthropic、SpaceXの株式再評価による帳簿上の利益である。
- 一時的な利益を除いた実質的な事業EPSは約2.85ドルで、市場予想の2.90ドルと概ね一致しており、EPSデータには誤解を招く側面がある。
- Google Cloudの収益は247.68億ドルで、前年同期比82%急増し、市場予想の224.18億ドルを大幅に上回った。これは今回の決算における最大のサプライズであり、本業の実力を示している。
- 広告収入は合計816.29億ドルで、検索広告は前年同期比17%増、YouTube広告は同13%増となり、市場予想の811.24億ドルをわずかに上回り、コア事業の堅調さを示している。
- 営業利益は407.7億ドルで、前年同期比30%増加し、営業利益率は32%から34%に上昇し、収益性が向上した。
- 設備投資は449.2億ドルに達し、前期(第1四半期は356.7億ドル)から大幅に増加した。これによりフリーキャッシュフローは-58.55億ドルに転落し、AIインフラ投資の加速を反映している。
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本日の観察ポイント
Alphabet の 2026 年第 2 四半期の売上高は 1,197.96 億ドル(前年同期比+24%)、市場予想の 1,170.22 億ドルを上回りました。グーグルクラウドの収益は 247.68 億ドルで、前年同期比 82%増と、今四半期の最大のハイライトです。希薄化後 EPS は 9.11 ドルと、表面的には予想の 2.90 ドルから 214%急増していますが、ここには重要な落とし穴があります。今四半期の 990 億ドルの「その他収益」のほとんどは、同社が保有する Anthropic および SpaceX の株式の簿価評価替えによるものです。この一時的な利益を除くと、実質的な事業 EPS は約 2.85 ドルとなり、予想とほぼ一致します。したがって、真の驚きは EPS の数字そのものではなく、クラウド事業と営業利益率にあります。
データ・ワンミニッツ
• 売上高:1,197.96 億ドル(前年同期比+24%、予想 1,170.22 億ドルを上回る)
• グーグルクラウド収益:247.68 億ドル(前年同期比 82%増、予想 224.18 億ドルを上回る)
• 広告総収益:816.29 億ドル(検索広告は前年比 17%増、YouTube 広告は前年比 13%増、予想 811.24 億ドルをやや上回る)
• 希薄化後 EPS:9.11 ドル(990 億ドルの一時的な株式評価損益を除いた事業 EPS は約 2.85 ドル、予想は 2.90 ドル)
• 営業利益:407.7 億ドル(前年同期比 30%増、営業利益率 34%、前年同期は 32%)
• 設備投資:449.2 億ドル(前期比大幅増、第 1 四半期は 356.7 億ドル)、フリーキャッシュフローはマイナスに転化(-58.55 億ドル)
MSX View
今回の決算の本当のストーリーは EPS の行にはありません。990 億ドルの Anthropic/SpaceX 株式評価益により純利益は 298%急増しましたが、これは帳簿上の含み益であり、広告やクラウド事業が追加で稼いだお金ではありません。本業の実力を示し、持続可能で比較可能な指標は、クラウド事業の 82%という成長率と 34%の営業利益率です。設備投資が四半期で 449 億ドルに達し、フリーキャッシュフローがマイナスに転じたことは、Google も AI インフラへの投資を加速していることを示しています。この投資曲線が今後どのように推移するか、そしてクラウド事業の 82%という成長率が持続可能かどうかが、次に注目すべきシグナルです。

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リスク警告: マクロ経済および米国株式市場は変動が激しいです。本記事の内容は麦通研究院の学術・研究観察の参考として提供されるものであり、いかなる投資助言も構成しません。


