原作者：VKTR
原文翻訳：ルフィ、フォーサイトニュース
長い休止期間を経て、最近、永久オプションの取引を再開しました。2018年に初めて取引を始めた頃のことを思い出しました。当時、お気に入りのトレーダーたちが、市場に対する私の見方を永遠に変えるような知識を共有してくれたのです。私は文章を書くのが得意ではありませんが、先人たちが築き上げてきた知識を後世に伝えたいと願う姿勢には、いつも感謝しています。さあ、始めましょう。
私が今でも覚えている真実があります。それは、勝利という生物学的メカニズムが、ほぼすべての生物の遺伝子に刻み込まれているということです。
二匹のロブスターが戦うと、勝者のホルモンは急上昇します。セロトニンとテストステロンが溢れ、まるで「ロブスターマッチョマン」のように頭を高く掲げます。一方、負けた方は体を丸めてふくれっ面をし、「ベータロブスター」のように自己鎮静モードに入ります。
これは単なる自然ドキュメンタリーの戯言ではありません。ジョーダン・ピーターソンは少々統合失調症気味ですが、基本的に正しいのです。彼がこのことを言っているのには理由があります。勝利は文字通り脳の配線を書き換え、姿勢を変え、自信を高め、脅威ではなく機会を捉えるようになります。これは何百万年にも及ぶ進化のプログラミングであり、脳は領土をめぐる戦いであろうと市場での競争であろうと、関係ないのです。
これがまさにトランザクションのロジックです。
小さな利益でも、必ず興奮するはずです。勝ち続けるトレードは、あなたを研ぎ澄まし、再び勝利への準備を整えるはずです。しかし、私の経験では、ほとんどの新人トレーダーは正反対のことをしています。
彼らは、退屈な利益を積み重ねる代わりに「手っ取り早い勝利」を追い求め、実際に利益を上げる代わりにスクリーンショットを披露し、80％の戻りを我慢してそれを「信念」と呼び、冷静に考える代わりに損失後のリベンジ取引を行い、わずか2％の未実現利益と損失を、一部のKOLの10倍のインサイダー取引と比較します。
本当の勝者は、退屈な利益を静かに積み重ね、反復作業を時間に任せている。
なぜあなたの脳はあなたに破産を望むのか
失敗すると、セロトニンが急激に減少し、肩が落ち込み、あらゆるところに危険が潜んでいると感じます。脳が自分が支配階層の最下層にいると認識するため、リスクアセスメントは完全に失敗します。
では、破産したトレーダーはどうするのでしょうか？彼らは一度の取引で損失を全て取り戻そうとします。時価総額が6万ドル未満の次のクソコインを追いかけて、ポジションを増やします。テレグラムで元フォートナイト詐欺師からのシグナルに耳を傾けます。
優秀なトレーダーは正反対のことをする。損失を受け入れ、何が悪かったのかを5分ほどかけて分析し、それから次の取引に移る。20日上昇した日のうち1日下落したとしても、それは単なるノイズだと分かっている。彼らはポートフォリオを守るよりも、自分の心理状態を守ることを優先する。
こういうのをよく見かける。大金を失った人が、すぐに資金の20%をくだらないコインに全部つぎ込む。まるで、鼻が痛い理由も分からずに自分の顔を何度も殴っているのを見ているみたいだ。
複利は常に過小評価されている
多くの人は複利を理解できません。なぜなら、最初は時間がかかり、退屈だからです。1万ドルの口座に50ドルを投資するとなると、「何の意味があるんだ？」と思ってしまいます。しかし、まさにそれが複利の仕組みなのです。退屈がお金を生み出し、興奮は大きな代償を伴うのです。
アインシュタインは複利を「世界第8の不思議」と呼びました。相対性理論を提唱した人物が、基礎的な数学をこれほどまでに高く評価していたとは、想像に難くありません。
毎日大儲けする必要はありません。市場はそうは機能しません。1%の利益が出る時もあれば、全く利益が出ない時もあり、少し損失が出る時もあります。重要なのは、時間が経つにつれて、純利益が純損失を上回るようになるということです。
例えば@gametheorizingさん。@thiccyth0tさんのブログで読んだのですが、彼は純資産を毎年2倍ほど増やし続けていて、それ以外は何もしていないそうです。彼はやり過ぎたり「ピーク」を迎えたりしないように気を付けているそうです。100倍の利益を上げた人は、宝くじやカジノの当選者と同じように、大抵はお金を維持できず、資産運用の仕方を知らないのです。
効果的な戦略とは何でしょうか?
早めに利益を確定し、ダイヤモンドの手札のことは考えないでください。市場はあなたの信念ではなく、需要と供給を気にします。利益が出たら、少なくとも少しずつでも利益を出すのをやめましょう。
勝ちを記録しましょう。すべての勝ちのスクリーンショットを撮り、調子が悪い日に見返すためのフォルダを作成しましょう。脳は、利益を上げた瞬間の抽象的な記憶ではなく、自分が勝者であるという証拠を必要とします。実現損益を公表するのは問題ありませんが、未実現損益を公表するのは通常、賢明ではありません。これは、経験豊富なトレーダーに聞いてみてください。
レバレッジをコントロールしましょう。まずは1倍か2倍から始め、レバレッジなしでも利益を得られることが証明されてからレバレッジを上げましょう。レバレッジはあらゆるものを増幅させます。あなたの愚かささえも。
毎日の目標を設定しましょう。ただし、現実的に考えましょう。取引のために取引するのではなく、目標を達成するために取引し、その後は手仕舞いをしましょう。外に出て自然と触れ合ってみましょう。明日の市場は明日も変化し、全く違う様相を呈しているかもしれません。
勝率を追跡しましょう。シンプルなスプレッドシートを作成するか、@CoinMarketMan、@tradestream_xyz、@AxiomExchangeなどの損益計算書ページを活用しましょう。勝率が60%未満の場合は、戦略に問題がある可能性がありますので、修正しましょう。
儀式を作りましょう。同じ設定、同じ時間、同じプロセス。脳はパターンを好みます。勝ちモードに導くトレード前の儀式を作りましょう。コーヒーを飲む、ルールを確認する、腕立て伏せをするなど、何でも構いません。
小さな勝利の最も難しい部分
多くの人が小さな勝ちを積み重ねようとするという間違いを犯します。損失を小さく抑える必要があるからです。小さな勝ちは、損失も小さく抑える必要があることを意味します。
最初はこれに苦労しました。私のエクイティカーブは感謝祭の七面鳥チャートのようでした。小さな上昇の後、巨大な黒いローソク足が数週間分の利益を吹き飛ばしたのです。これはおそらく戦略全体の中で最も難しい部分ですが、譲れない点です。小さな勝ちと大きな負けを繰り返す戦略では、アカウントはゆっくりと破滅していくだけです。
負け組はこうする。市場操作は他人のせいにする。毎週戦略を変える。「アルファ」を求めてDiscordサーバーに参加する。ギャンブルをビジネスとして捉えるのではなく、依存症になってしまう。
勝者はこうする。損失を受け入れ、そこから学び、明日に備える。彼らはトレードが短距離走ではなくマラソンであることを理解している。スリルよりも粘り強さが大切だということを知っているのだ。
数十回の勝利のうちの 1 回の敗北は、結果にほとんど影響を与えません。
成功への真の道
みんながドージコインの次のL1に賭けている間に、あなたは実際に機能する戦略を構築しているかもしれません。彼らが一日中オープンポジションを見つめている間に、あなたは目標達成に向けて努力し、その後ジムに通っているかもしれません。
真の優位性は、秘密の取引戦略ではなく、自己規律にあります。取引をカジノではなくビジネスとして捉えること。目標は正しい判断ではなく、利益を上げることだと理解すること。
ほとんどのトレーダーは正しい判断をするためにトレードしますが、勝者は利益を上げるためにトレードします。この2つには大きな違いがあります。
ゆっくりと金持ちになるなんて、退屈だし、かっこ悪い。着実に利益が上がっているから、くだらない投稿がバズることもない。でも、もっと退屈で、かっこ悪いのは、20代を100倍の「信念」を追いかけて過ごしたせいで、30歳で貧乏になることだ。
ランボルギーニの写真をソーシャルメディアに投稿する人のほとんどは貧乏人です。ソーシャルメディアで自慢するために「月面着陸」に頼り、結局投資したお金をすべて失ってしまうのです。
もちろん例外もたくさんありますが、ほとんどの場合、本当の勝者は目に見えない人たちです。
ただ勝つ
小さな勝利が勢いを生み、その勢いはあなたをフロー状態に導きます。利益を確定し、自信を築き、岩を支配するロブスターになりましょう。
自分が賢いことを証明しようとするのはやめて、規律正しい人間であることを証明しましょう。勝つか、破産するかです。
