クナル・ドシによる投稿

原文翻訳: TechFlow

最近、CCM（クリエイター資本市場、コンテンツクリエイター経済に関連する）について多くの議論が交わされています。そこで、 @pumpdotfunと@Twitchのクリエイター収益を比較してみました。PumpはTwitchと競合しているだけでなく、市場シェアを奪っているのです。

クリエイター収入

Twitchのクリエイターは、サブスクリプションと広告を通じて収益を得ています。サブスクリプション料金は月額4.99ドル、9.99ドル、または24.99ドルで、クリエイターとTwitchが収益を50/50で分配します。広告の平均CPMは3.50ドルで、クリエイターは広告収益の50%から70%を受け取ります。実際には、小規模ストリーマーは月に数百ドルしか稼げないのに対し、中堅ストリーマーは5,000ドルから30,000ドル、トップストリーマーは月に100,000ドル以上を稼ぐこともあります。

Pumpはこのモデルを完全に覆すものです。クリエイターはサブスクリプションや広告から手数料を得る代わりに、トークンから取引手数料を得ます。初期段階（時価総額8万8000ドルから30万ドルの間）では、取引あたりの手数料は約0.95%でしたが、時価総額が2000万ドルを超えると徐々に0.05%まで減少しました。

昨日だけで、9,000 のウォレットが 280 万ドルのクリエイター報酬を請求しました。つまり、平均的なクリエイターは 1 日あたり約 300 ドル、この傾向が続けば 1 か月あたり約 9,000 ドルを受け取っていることになります。

Pumpのホームページに掲載されている10種類のクリエイターコインを見ると、そのほとんどがすでにかなりの収益を上げています。Twitchでは、6桁の収益を得るには1万人以上の同時視聴者が必要です。Pumpでは、はるかに小規模なコミュニティでも同等の収益レベルを達成できます。

市場評価

評価の観点から見ると、 @Twitchは 2024 年 10 月に 450 億ドルと評価され、その年の収益は 18 億ドルで、25 倍の倍率に相当します。 @pumpdotfun は、8 月の数字に基づくと、評価倍率は 14 倍近くになります。

さらに重要なのは、インセンティブ構造です。Pumpの初期クリエイターは手数料の最大80%を獲得でき、クリエイターの成長に伴いプラットフォーム側が徐々にその割合を増やしていきます。まさにこの点がTwitchの弱点であり、Pumpが破壊的に見える理由です。

コア競争力

Pumpは、これまでTwitchの上位1%のクリエイターにしか提供されていなかった収入機会を、小規模クリエイターにも提供します。Twitchのクリエイター基盤のほんの一部でもPumpに移行すれば、ストリーミング経済全体が根本的に変化する可能性があります。Twitchだけでなく、TikTokやYouTubeのクリエイターもこの移行に加わる可能性が高く、将来の成長の可能性はさらに高まります。

持続可能なフライホイール

最大の問題は持続可能性です。Pumpの成長は、クリエイターが得た手数料をどのように使うかにかかっています。クリエイターが収益を独自のトークンやより良いコンテンツに再投資すれば、フライホイール効果が生まれます。

トップストリーマーを引き付けるには、ライブ配信の視聴者数をもっと増やす必要があります。今のところは、真のコンテンツ消費というよりはむしろ日和見主義的な印象ですが、明るい兆しが見えてきました。Pump、素晴らしい！