この記事はThreadGuyから引用したものです

編集：Odaily Planet Daily ( @OdailyChina ); 翻訳：Azuma ( @azuma_eth )

編集者注：9月8日（北京時間）、ナスダック上場のForward Industries（FORD）は、PIPE（公開取引資産への民間投資）取引を通じて、SOL中心のデジタル資産トレジャリー戦略を開始するため、現金およびステーブルコインで16億5000万ドルの調達コミットメントを確保したことを正式に発表しました。この資金調達は、Galaxy Digital、Jump Crypto、Multicoin Capitalが主導し、同社の既存最大株主の一つであるC/M Capital Partnersも参加しました。

資金調達の完了に伴い、Multicoin Capitalの共同創業者兼マネージングパートナーであるカイル・サマニ氏がForward Industriesの取締役会長に就任し、SOL市場におけるトム・リー氏と同様の「リーダー」の役割を担うことになる。

本日、カイル・サマニは業界で著名なインフルエンサー、ThreadGuyとのポッドキャストに出演しました。会話の中で、カイル・サマニはForward Industriesの創業ストーリー、その後の資金調達計画、そして同社の運営戦略について語りました。

以下はOdailyがまとめたポッドキャストの中国語訳です。分かりやすさを考慮して一部編集されています。

• 司会：カイルさん、またオンエアに復帰されて嬉しいです。最近はメディアツアーで忙しくされていますが、調子はどうですか？

カイル・サマニ：こんにちは。ここに来られて光栄です。今はブリッツモードに入っていて、これまでで最もエキサイティングなことの一つです。とても楽しいので、全力を尽くさなければなりません。

• 司会者：おっしゃいましたが、お聞きしたいのですが、一体どうやってこんなことになったのでしょうか？ 1ヶ月前にゲスト出演された時のことを覚えています。「ソラナにはマイケル・セイラーのようなリーダーが必要です。あなたにもぜひ参加していただきたいです」と質問したところ、まるで広報担当者のような「今のところ計画はありません」という返答でした。そして今、1ヶ月後にこんなことが起こっています。一体どうやってこんなことになったのでしょうか？

カイル・サマニ：（笑）。1ヶ月前にはお話できなかったので、視聴者の皆様にはお詫び申し上げます。この件がどのようにして実現したかというと、デジタル資産トレジャリー企業に対する私の理解が深まり、最終的にForward Industriesとの提携に至ったのです。

私の理解は主に二つの方向に沿って進展しました。まず、Strategyのアプローチは本質的にリスクが高いことに徐々に気づきました。彼らは投資にレバレッジをかけ、キャッシュフローがないにもかかわらずクーポンの支払いや元本の返済さえも必要としていました。ビットコイン自体は利回りを生み出しませんが、Solanaは全く異なります。SOLをステーキングすることで利回りが得られ、DeFiに米ドル資産を投資することでも利回りが得られます。永久優先株のような戦略を実装するのであれば、Solanaの包括的なエコシステムの利点を活用する方が理にかなっています。このモデルは資本市場の観点からもより一貫性がありました。これは私にとって大きな気づきでした。

二つ目のきっかけは、SECのポール・アトキンス委員長が7月31日に「クリプトプラン」について行ったスピーチでした。まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。これはSECの約4,000人の従業員に向けた社内演説でした。アトキンス委員長はスピーチの中で、「米国証券市場をブロックチェーン上に移行する」と明言しました。私はこの「クリプトプラン」について考え始め、証券市場を既存のDTCC、Nasdaq、NIS、ブローカー/銀行システムから、Solana、Kamino、Phantomのようなオンチェーンインフラに移行するのは一夜にして実現するものではないと徐々に気づきました。アトキンス委員長が瞬時に実現してくれることを期待していましたが、実行を後押しする誰かが必要であることは明らかでした。そして、上場企業のリーダーである私が、このビジョンを実現するのに最適な立場にあることに、突然気づいたのです。

私たちの核となる目標は、世界で最もブロックチェーンネイティブな上場企業を築くことです。関連する活動は大きく分けて2つのカテゴリーに分けられます。1つ目は、資本市場への参加です。これは、オンチェーン株式発行、資金調達、配当、株主統治など、株式関連のすべての活動を網羅しています。すべての約束が果たせるとは保証できませんが、私は楽観的です。2つ目は、給与計算、サプライヤーへの支払い、オンチェーン取引、DeFiプロトコルの活用といったコア事業運営です。これらは、これらのシナリオを実現するための独自の立場にあり、パイオニアとして、この道の実現可能性を世界に示していきます。

• 司会者：個人的な質問をさせていただきます。Solanaエコシステムのリーダーとなる資質をお持ちであることは承知しておりますが（それが私が最初にあなたを推薦した理由です）、なぜこのような責任を引き受けようと思ったのですか？あなたは快適な生活を送っているかもしれませんし、Multicoinのパフォーマンスも既に優れています。なぜ、精査や法的リスクにさらされる可能性のある、このような重大な任務を引き受けようと思ったのですか？

カイル・サマニ：ミッションが未完だからです。それだけです。Multicoinはまもなく8周年を迎えます。私自身、暗号通貨業界に10年近く携わっていますが、ミッションは未完です。

資本配分担当者には2つの視点があると考えています。99%の人は、自分の役割は単に資本を投資することであり、実行チームに任せていると考えています。プロジェクトは成功することもあれば失敗することもあり、資本配分担当者はそれに応じて損益を被ります。もう1つの視点は、資本投資を通じて実行結果にいかに直接影響を与えるかに焦点を当てています。私は非常に積極的な人間であり、後者のカテゴリーに属すると確信しています。

暗号イニシアチブには先駆者が必要です。私が先頭に立たなければ、将来の進歩は遅れてしまいます。私はそれを理解しています。だからこそ、全力でこの取り組みを加速させなければなりません。

• 司会：フォワード・インダストリーズに注目してください。資金調達と全体的な計画にはどれくらいの時間がかかりましたか？

カイル・サマニ： 2週間です。2週間で16億5000万ドルを調達しました。

馬鹿げているように聞こえますか？あの2週間、私のスケジュールは完全にめちゃくちゃでした。今でも混乱しています。私は山岳部時間（UTC -7）で生活していますが、大口投資家は主に東部時間（UTC -4）で活動しているので、機関投資家と話をしたり、アジアの投資家と深夜に会議をしたりするために、朝6時に起きなければならないこともよくありました。私たちは24時間体制で働き、最終的には大成功を収めることができました。Galaxy DigitalとJumpの友人たちには、あらゆる段階で私を支えてくれたことに感謝しています。

• 司会：それはすごいですね。資金調達が2週間で完了したという事実は、これらの資産への強い需要があることを示しています。Solana、Ethereum、その他の暗号通貨の購入に人々が殺到しているのでしょうか？この現象は何を示しているのでしょうか？

カイル・サマニ：おっしゃることはよく分かります。私たちは迅速に進めたいと考えていました。資金調達サイクルを2週間延長することもできましたし、法的に禁止されているわけではありません。しかし、先ほども申し上げたように、ミッションはまだ終わっていませんし、私は効率性を重視しています。私たちの業務スケジュールを考えると、先週の月曜日が最短で開始できるタイミングでした。そのタイムラインは2週間前に設定し、その2週間を限界に挑戦する期間として活用しようと決め、実際にそうしました。

市場の需要についてですが、私たちのチームの経歴は投資家の皆様を非常に興奮させているとしか言いようがありません。私たちは3つの強力かつ個性的なチームを持つことができて幸運です。Galaxy Digitalは暗号資産業界におけるトップクラスの金融機関の一つです。最大のカウンターパーティとして、FTXのレガシーSOL資産の清算とロックアップセールを手掛け、ブロック取引とステーキング運用のリーディングチームを擁しています。一方、Jumpは世界最大級のトレーディング会社の一つであり、暗号資産業界最大のマーケットメーカーです。彼らはFiredancerの開発も行っており、Solanaエコシステムにも深く投資しています。私たちはSolana自体とそのエコシステムにおいて最大のVCです。

すべてがうまく収まった。まるでドリームチームのように、魔法のような何かを生み出す準備ができていた。正式な契約を結ぶ前から、3人は既にコラボレーションを始めていた。まるで時計仕掛けのように、全速力で疾走していた。

• 司会：資金の配分は驚くほど早かったですね。確か48時間くらいだったと思います。平均価格は230ドルくらいでしたね。これは計画通りだったのでしょうか？それとも、ついつい買い漁ってしまったのでしょうか？具体的な配分戦略は？

カイル・サマニ：オペレーションの詳細についてはコメントできません。昨日のプレスリリースで682万SOLを購入したことを正式に発表しました。いつ、どのように購入したかは、明らかにする立場にありません。

一つだけ言えるのは、世界で最もネイティブなオンチェーン企業になりたいと皆に言っていたということです。つまり、最初のSOL購入はオンチェーンで行う必要がありました。最初の100万ドル分のSOLは、Dflowを通じてSolanaチェーンの成行注文で購入しました。本日、関連するトランザクションIDをXで公開し、プレスリリースにも記載しています。

• 司会者：聴衆から、Jupiter の固定投資機能の使用を検討したことがあるかと質問がありました。

カイル・サマニ: Jupiter の固定投資機能は認識していますが、当社の規模ではこのツールの使用に適していない可能性があります。

• 司会者：今後もSOLを買い続けるために資金を調達する予定はありますか？

カイル・サマニ： 16億5000万ドルを集めて終わりにするためだけに、これだけの努力をしたわけではありません。もっと大きなことを考えていたんです。

• 司会：具体的な目標はありますか？例えば、Forward IndustriesはSOLの流通量をどれくらい取得する予定でしょうか？

カイル・サマニ：そうでもないですね。マイケル・セイラーがストラテジーを立ち上げた当時、バランスシートが500億ドルや800億ドルになるとは予想していなかったと思います。私が学んだのは、物事がうまくいけば、当初の予想よりもはるかに大きな規模になる可能性があるということです。ですから、私は常に、今の会社よりもはるかに大きな野心を抱いてきました。

• モデレーター: Strategy社のような、同様のアーキテクチャを採用した先駆者たちからインスピレーションを得てきたことは確かですが、彼らの経験から私たちが学べる教訓はありますか？Strategy社、Tom Lee氏（BitMine社）、あるいは他のデジタル資産管理（DAT）企業が、あなたが回避したり改善したりできるような戦略上のミスを犯したと思いますか？

カイル・サマニ：改善できる点は確かにあると考えていますが、ポッドキャストでは詳しくは触れません。各社の強みと弱みについては、深く議論しました。チームによって強みと弱みは異なり、完璧なチームや全く役に立たないチームは存在しません。

私はその質問を尊重しますが、上場企業の会長として、私にはある程度の制約があり、確立された制約の範囲内で仕事をしなければなりません。

• 司会：冒頭の発言で、SOLはBTCと比べて比類のない利回りポテンシャルを秘めており、優れた資産クラスだとおっしゃっていましたね。この違いをどのように理解し、実行可能な戦略を設計されているのでしょうか？具体的な計画を明かす必要はないかもしれませんが、そのポテンシャルについて概要を教えていただけますか？

カイル・サマニ：そうですね、具体的なことは言えませんが、これだけは言えます。Solanaには、皆さんもご存知の通り、数多くのDeFiプロトコルが存在します。私たちはそれらを活用したいと思っています。Multicoin、Galaxy、Jumpの集合知を活用すれば、これらのツールを賢く活用できるはずです。

• 司会：伝統的な金融コミュニティにソラナの物語を売り込むために、どのような戦略を用いていますか？例えば、CNBCのような伝統的なメディアに出演する際、視聴者が聞きたいことに基づいて、ソラナの物語をどのように組み立てているのでしょうか？

カイル・サマニ：私たちは常に、Solana をインターネット資本市場のインフラストラクチャとして位置付けてきました。

「インターネット資本市場」は単なる仕掛けではなく、私たちのビジョンです。このビジョンには、24時間365日稼働、パーミッションレス、そしてプログラマビリティといった多くの側面が含まれています。つまり、ポケットにスマートフォンとインターネット接続があれば、誰でもあらゆる資産を取引できるということです。専用ポータルがなくても、Telegramのチャットボットや、サッカー観戦中にテレビで予想市場を見るなど、様々な方法で取引できます。これがインターネット資本市場のビジョンであり、Solanaはそれを実現するための完璧な基盤です。

したがって、「インターネット資本市場」は私たちの中核となる物語の第一の柱です。さらに細分化すると、特に2つの側面を強調したいと思います。

まず、世界の証券取引量があります。現在、Solanaは1日あたり約100億件の取引を処理でき、これは最終的に成立する世界の証券取引をすべて決済するのに十分な量です。しかし、すべての指値注文と注文キャンセルを加えると、当面はそれらをすべて処理することは不可能であり、ミッションはまだ完了していません。

次に、ステーブルコインについてお話ししましょう。イーサリアムはしばしば「ステーブルコインチェーン」を自称しており、トム・リー氏もテレビで頻繁に宣伝しています。イーサリアム上ではステーブルコインが発行されていますが、これらの資金はほとんど流通していません。流動性のない資本は意味がありません。まるで連邦準備制度理事会が世界の富や国の富について語らず、資本の速度と回転率を測るGDPだけに注目しているようなものです。Solanaの資本速度とドル回転率は他のチェーンをはるかに上回っており、これらは最も重要な指標だと私は考えています。世界人口80億人にサービスを提供するには、よりスケーラブルなパブリックチェーンが必要ですが、イーサリアム20のTPSは明らかにその要件を満たしていません。

• 司会：Solanaの「インターネット資本市場」構想は、「ミームコイン詐欺チェーン」というレッテルを効果的に払拭できると思いますか？これは従来の金融市場やグローバル市場にとって重要なのでしょうか？

カイル・サマニ：そんなことは問題じゃない。そう言うのはヘイターだけだし、とんでもなく偽善的だ。イーサリアムには詐欺が山ほどある（その話はしたくない）。ただ感情的になっているだけで、現実的には、パーミッションレスな金融市場を提供すれば、人々は好ましくないことを多くするだろう。そして、それを受け入れるしかない。

銃を持った人が暴力に走るのと同じように、これは永遠の真実です。憎しみを持つ人は必ず憎む理由を見つけます。私たちがすべきことは、表面的な部分を超えて、テクノロジーの本質に焦点を当てることです。このテクノロジーは、従来のテクノロジーでは実現できないことを何を実現できるのでしょうか？もちろん、グローバルアクセス、24時間365日稼働、許可不要の運用、プログラマビリティ、そして80億人規模への拡張性といったコア機能こそが重要です。これらこそが重要なのです。

• 司会：トム・リー氏が少し前にワールドコインのプロモーションを始めた頃、コミュニティのトレジャリーに対する認識が微妙に変化したのに気づいたでしょうか？多くの人が「え、あなたはイーサリアム派じゃないの？」と疑問に思っていました。あなたはご自身を「Solanaのスポークスマン」とお考えですか？他の資産も検討に値する一方で、Forward IndustriesはSolanaへの投資に重点を置いています。このポジショニングについて、どのようにお考えですか？

カイル・サマニ：私を「Solanaの顔」と考えるのは正確ではないと思います。特にStrategyとTom Leeの文脈において、そのレッテルは本質的に過去に関する発言です。私は過去を振り返る発言には賛同せず、むしろ未来を見据えています。

私の考えはこうです。「インターネット資本市場の未来を形作るのは誰か？」そして、それを実現する最良の方法は上場企業になることです。私たちは、世界で最もネイティブな上場企業になることで、インターネット資本市場のビジョンの実現を目指します。

幸いなことに、Forward Industries は、その社名が示す通り、「過去を振り返るのではなく、未来を見据える (Forward)」という実用的なプラットフォームを提供しています。

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（続編ではForward Industriesについては触れず、PUMPなどSolanaエコシステムの注目トレンドに焦点を当てています。ご興味のある方は元の動画をご覧ください。）