元々は Tim Copeland、 The Blockによって投稿されました

原文翻訳：Felix、PANews

7月も採用の勢いは堅調に推移し、暗号資産企業は従来の金融業界やテクノロジーセクター全体から経験豊富な運用人材の採用を継続しました。複数のチームで、トレーディング、収益、法務、グロースの各分野において戦略的な幹部人材の増員が見られ、業務の正式化と規制強化された市場環境への備えへの取り組みが活発化しています。採用活動は、DeFi、ステーブルコイン、オンチェーン・インフラ、RWAプラットフォームなど多岐にわたります。

ステーブルコインとトークン化資産の取り組みをめぐっては、目立った採用活動が見られます。Bastionは、ニューヨーク州金融サービス局の規制下にあるインフラを構築するにあたり、財務および収益機能を率いる上級幹部2名を採用しました。フィンテック企業や資産運用会社の間でトレジャリーやトークン化商品の人気が高まる中、VedaとStellar Development Foundationも法務、グロース、マーケティング機能を率いる幹部を新たに採用しました。Chainlink、NEAR、ReserveOneもこの傾向を継続しており、エコシステムの拡大と機関投資家へのポジショニングに重点を置いた新規採用を行っています。

規制面では、今月は人事異動がさらに顕著でした。米国証券取引委員会（SEC）は、公開会社会計監視委員会（PCAOB）のエリカ・ウィリアムズ議長の辞任を求め、通貨監督庁（OCC）に新たな局長を任命しました。一方、著名な仮想通貨運用者数名が顧問職に転向したり、他のキャリアを目指して退職したりしており、業界が変化するコンプライアンス要件、市場構造、そして資本ニーズに適応していく中で、緩やかながらも継続的な人事異動が続いていることを示しています。

新しい

Bastion：Vince Tejadaが財務責任者兼戦略財務担当役員として入社します。以前はRipple社で、RLUSDの立ち上げを含むグローバル決済およびステーブルコインプロジェクトの主導に貢献しました。それ以前は、JPモルガン・チェースとIBMで勤務していました。

Bastion：Jared Kleeが売上責任者として入社します。以前はVouchで営業責任者を務め、同社のWeb 3事業を立ち上げました。Triple Point Liquidityの共同創業者でもあり、IBM Blockchainのデジタル資産事業の責任者など、IBMでも様々な役職を歴任しました。

Blockdaemon：アレックス・ジンダーが最高製品責任者として入社。彼は以前、Reya Labsで最高製品責任者を務めていました。

CEA Industries：デイビッド・ナムダー氏がCEOに就任。同氏はかつてGalaxy Digitalの共同創業者でした。

Chainlink Labs：ジョーダン・カリノフがステーブルコインおよびReliable Authorizations（RWA）の責任者として入社。以前はHorizen Labsで戦略・収益担当バイスプレジデントを務めていました。

Coinbaseは、買収による人材紹介を通じてOpynを買収し、CEOのアンドリュー・レオーネ氏とリサーチ責任者のジョー・クラーク氏を迎え入れました。Opynチームは、DeFiオプションのパイオニア、Power Perpetualsの発明、そしてSqueethの立ち上げで知られています。これは、Coinbaseにとって今年6件目の買収となります。

Coinbase：アレックス氏はCoinbase初の「CTリーダー」として入社しました。以前はBinanceでソーシャルメディアおよびコミュニティの責任者を務め、複数のプラットフォームで2,000万人のフォロワーを獲得した実績があります。今後はCoinbaseの経営陣と緊密に連携し、暗号資産ネイティブのマーケティング活動を主導していきます。

dYdX：エディ・チャンは、Pocket Protectorの買収に伴い、dYdXの社長に就任しました。彼はPocket ProtectorのCEO兼共同創設者を務めていました。カイザー・キンボートも、Pocket Protectorで戦略と成長を牽引した後、dYdXの成長責任者として入社しました。

Ethereum Foundation：David Walsがエンタープライズ部門責任者として参加。以前はAlluvialでエコシステム部門責任者を務めていました。

G-Knot：ウェス・カプラン氏がCEOに就任。以前はCointelegraphのCEOを務めていました。

GSR：フランク・チャパロがコンテンツ＆特別プロジェクト担当ディレクターに就任します。彼は以前、The Blockの寄稿編集者であり、The Scoopの司会者でもありました。

M 0: トーマス・スコットが最高法務責任者として入社。以前はTools for Humanityで最高法務責任者を務めていました。

M11ファンド：トーマス・レップ氏がポートフォリオ・マネージャーとして入社。以前はオランダの暗号通貨プラットフォームでトレーディングおよび事業開発の責任者を務めていました。

Multicoin Capital：ブライアン・ストルガッツがヘッドトレーダーとして入社。ストルガッツは以前、FalconXでトレーディング責任者を務め、Glenhill Capital、XN、Balantrove、Fortressで上級職を歴任しました。

NEAR Protocol：ジョージ・シアン・ゼンが最高成長責任者として入社。以前はdYdXのCOOを務めていた。

Paxos：Linnea Perelli-MinettiがGlobal Dollar Networkの責任者として入社。以前はTIDAL（Block）でプロダクト＆アーティスト担当責任者を務めていました。

ReserveOne：セバスチャン・ビーが社長兼投資責任者として入社。以前はCoinbase Asset Managementの社長を務めていました。

Robot Ventures：Anirudh Paiがベンチャーパートナーとして参加。以前はDragonflyのパートナーを務めていました。

RWAサミット：フォスター・ライト氏がCEOに就任。以前はCoinDeskの社長を務めていた。

SharpLink：ジョセフ・シャロム氏が7月24日に共同CEOに就任しました。同氏は以前、ブラックロックの上級幹部として、iShares Ethereum Trust（ETHA）の立ち上げを含むデジタル金融イニシアチブを主導していました。

関連記事： ブラックロックの20年のベテランがイーサリアムに全力投球、ジョセフ・チャロムがシャープリンクに入社しイーサリアム・マイクロストラテジーの責任者に

Stellar Development Foundation：Jose Fernandez da Ponte氏が会長兼最高成長責任者として財団に加わりました。彼は以前、PayPalでブロックチェーン、暗号通貨、デジタル資産担当責任者を務めていました。また、Jason Karsh氏が最高マーケティング責任者として加わりました。彼は以前、Blockchainでビジネスディレクターを務め、Blockchain.comでも勤務していました。

Veda：TuongVy Leが最高法務責任者に就任します。彼女は米国証券取引委員会、Anchorage Digital、そしてBain Capitalの仮想通貨部門で培った法務および政策に関する豊富な経験を活かし、Vedaの財務インフラプラットフォームの拡大にあたり、法務、コンプライアンス、そして政策立案の取り組みを主導します。

プロモーション

PayPal: フランク・ケラー氏の責任範囲は拡大され、ブロックチェーン、暗号通貨、デジタル通貨事業を率いることになった。

SharpLink: Rob Phythian は CEO から社長に就任し、引き続き同社の取締役会に所属します。

Uniswap Labs: Mary-Catherine Lader が社長兼 COO から顧問に転身し、新規事業開発の準備を進めます。

やめる

バリエーション: デレク・ウォーカッシュは3年間勤めた後、ポートフォリオ企業で運営業務に携わるため同社を退職します。

通貨監督庁：ジョーンズ・デイ法律事務所の元パートナーであるジョナサン・グールド氏が通貨監督庁に任命された。

米国の公認会計士協会（PCAOB）：証券取引委員会（SEC）のポール・アトキンス委員長の辞任要請を受け、エリカ・ウィリアムズ委員長が7月22日付で退任する。