Binanceのライブ取引プラットフォームで4,500万ドルの利益を報告したブロガーは、「経験の浅いトレーダーは、今すぐデイトレードをやめましょう！」とコメントした。

原作者： Pickle Cat 、ライブトレーダー

オリジナル翻訳：CryptoLeo ( @LeoAndCrypto )

ライブトレーダーの Pickle Cat 氏は、「高頻度デイトレード詐欺」に関する記事を公開し、低調な週末にもかかわらず注目と読者を集めた。

Pickle Cat氏は現在、Binanceのライブ先物取引リーダーボードでトップクラスの成績を収めているトレーダーであり、総損益は4,500万ドルを超えています。彼の記事では、個人投資家が仮想通貨取引において高頻度デイトレードを行うべきではない理由を詳しく説明し、個人投資家のデイトレードには機関投資家のデイトレードに比べて多くの欠陥や欠点があると主張しています。実際には、あなたが信じて実行している取引戦略が、必ずしも安定した利益を保証するものではなく、必ずしもあなたに合っているとは限りません。高頻度デイトレードを続けると、多くの場合、すべての資金を失うことになります。このアプローチは、大きな市場の動きを捉えるほど効果的ではないかもしれません。Odaily Planet Dailyは彼の分析を次のように翻訳しています。

暗号通貨でお金が失われるのを止めたいなら、まずデイトレードをやめることです。なぜなら、個人投資家によるデイトレードは本質的に詐欺だからです。

この記事は少し長いですが、2 分ほど読んでいただければ、数年後にはきっと私に感謝することになると思います。

10代の頃からトレードをしています。利益が出たときはまるで「バットマン」になったような気分でしたが、失敗して打ちのめされたこともあり、今も立ち直れずに苦労しています。個人投資家が利用できるあらゆる取引戦略を試してきました。デイトレードさえ1年間続ければ、やっと救われると思っていましたが、結局失敗し、その記憶は今でも鮮明に蘇ってきます。リスクとリターンの比率がひどかったのです。言い換えれば、祖母のためにビットコインの自動購入を設定していたのですが、祖母は私よりも多くのお金を稼いでしまいました。

その後、私は低頻度のスイングトレードを始め、ポジションをほとんど変更しませんでした。利益が出た後は、完全に取引を中止し、しばらく休止しました。そうすることでようやく生活が好転し始め、すべてが軌道に乗り始めました。

私は聖人ではありません。若くて愚かで世間知らずで衝動的な自分を救うためにこの記事を書いています。

まず、個人投資家の日中高頻度取引（HFT）業者の場合、HFTにおける実質的な情報優位性（実質的な注文フロー、実質的な流動性グラフ、マーケットメーカーのポジション、執行優位性など）は存在しません。四半期ごとに日中取引を行うことは可能ですが、週10回以上取引する場合はどうでしょうか？たとえ世界最強の「自己規律」と「リスク管理」能力を持っていたとしても、数学的な計算では一文無しになってしまいます。

個人投資家が失敗する理由は、利益を上げたことがないからではなく、取引を止めないからです。高頻度取引の最終的な結末は損失、あるいは破産です。だからこそ、私は四半期ごとの取引限度額を超えないように、自分にペナルティ制度を設けています。

私が経験したすべての大きな損失は、損失を適時にカットするのではなく、大きな利益を達成した後も取引を続けたために発生しました。

私が大きな利益を上げる（そして実際に長期間にわたって資金を保持する）のは、大きな市場のトレンドを捉え、それに冷静に対応するからです。

根底にある原則は明確です。勝つということは、突然大金を手にすることではありません。そのお金を守り、来年再び失わないようにすることです。

TikTokで14歳の子がデイトレードを自称したり、TradingViewでラインを引いたり、マスターの講座を受講したりDiscordに参加したりしてデイトレードシステムを習得したと思い込んでいるのを見かける。本当にうんざりする。彼らがギャンブルだと知っていればいいのに。

気にしません、少なくとも彼らはゲームの本質を理解していましたが、この日中取引の規模は 2016 年と 2017 年のドロップシッピングの波よりもさらに大きく、この熱狂の後に何が起こるかは誰もが知っています。

Odaily注：ドロップシッピングブームとは、2016年から2017年にかけてのドロップシッピングECブームを指します。このブームはEC史上最も熱狂的で収益性の高い2年間を生み出し、多くの人々から「寝ながら儲かる時代」と呼ばれました。そして2018年に終焉を迎えました。

人々は取引の難しさを過小評価し、自分自身の能力を過大評価しがちです。

問題は単なる計算の問題ではありません。実際には、取引量が増え、損切り注文の使用量が減るほど、安定した利益を上げることが難しくなります。

真の問題は、若い個人投資家が「自己規律」と「リスク管理」さえ実践すれば、完全にギャンブルをしているわけではないと本気で信じていることです。彼らはデイトレードを、日常生活と同じように行える「スキル」だと考えています。これは仮想通貨のデイトレードに限った話ではありません。米国株式市場、そして基本的にあらゆる市場にも同じ論理が当てはまります。高頻度デイトレードは機関投資家の間でのみ効果を発揮します。米国株式市場を例に挙げましょう。

機関投資家が絶対に見ないものをご存知ですか？それはローソク足チャートとTradingViewです。彼らはブルームバーグ端末に個人投資家がアクセスできないデータを持っています。

もちろん、あなたはそれを知っています。しかし、14歳から18歳くらいの若者はそれを知りません。彼らは自分が使っている指標が、すべてのトレーダーが使っているものだと思い込んでいます。それが本当の危険です。

自分がギャンブルをしていると分かっていれば、少なくとも心の奥底ではいつ辞めるべきか分かっているはずです。しかし、一度それが「システム」だと信じてしまうと、もう止められなくなります。市場があなたを空っぽにするまで、取引を続けるのです。

まさに、偽装カジノのようなものです。ラスベガスやマカオに足を踏み入れると、自分がどこに行くのかはっきりと分かります。照明、テーブル、ディーラーを見て、脳はそれがギャンブルだと認識します。しかし、今日の日中高頻度取引は、本質的にはコーヒーショップに偽装したカジノです。

初心者トレーダーは「スキルを学ぶ」ためにやって来るつもりでやって来ますが、実際には資金をゆっくりと減らすために設計されたギャンブルテーブルに座っているだけだということに気づいていません。だから、彼らはやめようとしないのです。

本当の悲劇はそこにある。失敗そのものではなく、ギャンブルをしていないという信念、つまりすべてを失うまで彼らを支え続けた信念こそが悲劇なのだ。

一見「大儲け」しているように見える個人トレーダー（私のような）は、実のところ、ほとんどが市場の大きな動きを一度捉えただけです。彼らはまさに良いタイミングで幸運に恵まれ、過去の失敗から利益確定のタイミングを学んでいるのです。とはいえ、こうした少数のトレーダーは全個人トレーダーの1%にも満たない数です。

取引を通じてお金を稼ぐことは難しくありませんが、利益を維持することは非常に困難です。