Odaily スタージャーナルによると 市場は水曜日に発表された最新の米国CPIデータに否定的に反応した。同データによると、消費者物価は前月比0.5%上昇し、予想を上回り、2年ぶりの大幅な上昇となった。 CNBCによると、このため市場ではFRBがしばらく金利引き下げを延期するだろうとの予想が出ている。
プレスト・リサーチのアナリスト、ミン・ジョン氏は「当初のCPIの反応は強かったが、インフレ傾向を確認するにはさらなるデータが必要だと認識し、投資家がより慎重な姿勢をとったことで市場は反発した」と述べた。
BTC Marketsのアナリスト、レイチェル・ルーカス氏は、今日の市場回復は、マクロ経済状況の安定化に反応した取引ロボットによるものだとしている。「アルゴリズム取引はこうした急速な動きで重要な役割を果たしており、多くのロボットはパウエル議長、CPIデータ、その他の主要な経済レポートのキーワードに即座に反応するようにプログラムされている。清算による最近のボラティリティを考えると、マクロ経済状況の安定化は、特にこうした自動化戦略による積極的な自社株買いを誘発する可能性がある」
ルーカス氏は、目立った強気要因がない中で価格が回復していることから、市場は関税関連の懸念を払拭し、最新のCPIデータを消化しつつあるようだと説明した。主流の仮想通貨の急速な回復は投資家の信頼が高まっていることを示していると指摘した。「仮想通貨を含むリスク資産は、マクロ経済状況の安定化に好意的に反応している。流動性状況が引き続き良好であれば、市場は次の上昇に向けて準備が整っている可能性がある。」
ユン氏はまた、ドナルド・トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領がウクライナ戦争終結について協議することに同意したと述べたとのニュースも投資家のリスク選好度を高めたと述べた。 (ザ・ブロック)
