原作者: @eyeonchains

原文翻訳: angelilu、Foresight News

昨日、仮想通貨史上最大のマージンコールというブラックスワンイベントが市場を襲いました。しかし、誰かが事前に空売りに成功し、11億ドル以上の空売りポジションを構築し、24時間で8000万ドルを超える利益を上げました。これは単なる予測だったのか、それとも内部犯行だったのか？このクジラの正体が市場の注目を集めています。

オンライン探偵サイト「Eye」のスレッドで、この「大物」の正体が明らかになりました。まずは調査結果からお話しましょう。彼らは、この「大物」の正体は、多様な経歴を持つ中国人、ギャレット・ブリッシュ氏であると考えています。彼は仮想通貨業界での経験があり、Huobi（HTX）のオペレーションディレクター、取引スキャンダルに巻き込まれたBitForexのCEO、そして複数の仮想通貨プロジェクトの設立に携わっています。さらに、彼の巨額の資金源には疑わしい点があるようです。

この件に関して、趙長鵬氏は誰かが検証してくれることを期待して、このツイートをリツイートした。Lookonchainは、Liquid Capitalの創設者であるジャック・イー氏が、ガスを得るためにETHを送金したウォレット「0 x 52 d 3」が、トレンドリサーチのBinance入金アドレスに131万USDCも送金したことを知っていた可能性があると述べた。

信頼できるオンチェーン調査員であるZachXBT氏は、投稿時点では調査について疑問を呈しただけで、「あなたは投稿の中でビットコインのクジラはギャレット・ジンであると明確に述べていたのに、今ではこれらのBTCは複数の組織から来たに違いないと私に返信している」と述べた。

現時点では調査の真偽は確認できません。以下はEYEの分析全文です（編集中に若干編集されています）。Foresight Newsは今後の展開を注視し続けています。

巨額の資本流入が注目を集める

謎に包まれたHyperliquid/Hyperunitの調査により、このクジラが10万ビットコイン以上を保有していることが明らかになりました。最近、このクジラはイーサリアムを購入するために42億3000万ドル相当のビットコインを売却したほか、同プラットフォーム上で7億3500万ドル相当のビットコインの空売り注文を出しました。

8月から9月にかけて、このクジラは複数のビットコインウォレットを使用し、Hyperliquid/Hyperunitのスポット契約および無期限契約を通じて、3万5000ビットコイン（BTC）以上をイーサリアム（ETH）に売却しました。一方、複数のイーサリアムアドレスは57万ETH以上を受け取り、その後、すべて同じBeaconデポジット契約に預け入れられ、ステーキングされました。

身元の手がかりが徐々に明らかになる

オンチェーン調査会社Eyeは、7億3500万ドルのビットコイン空売りポジションを開いた大口投資家のアドレスを分析し、その大口投資家が特定のウォレットから取引手数料を受け取っていたことを突き止めました。これらの取引を追跡したところ、資金の流れは「ereignis.eth」というアドレスに結びついていることが判明しました。

さらに調査を進めると、「ereignis.eth」には別のENS名「garrettjin.eth」もあり、これはX（Twitter）ユーザー@GarrettBullishを指していることが判明しました。

ギャレット・ジンの経歴

ギャレット・ジンは2008年にボストン大学で経済学の学位を取得し、中国建設銀行でキャリアをスタートしました。2012年にDa Yo Trading（香港）を設立し、その後2015年までHuobi（HTX）のオペレーションディレクターを務めました。その後、フランクフルトに移り、ヘルスケアプラットフォームの共同設立に携わりましたが、2017年に退任しました。

2017年から2020年まで、彼は@bitforex.comのCEOを務めていました。その後、同取引所は取引量の偽装疑惑や、2024年初頭の秘密鍵漏洩事件といったスキャンダルに巻き込まれ、約5,700万ドルの資金流出が発生しました。その後、香港証券先物委員会から詐欺警告を受け、最終的に閉鎖され、多くのユーザーが資金を失いました。

プロジェクトの経緯と資金調達

ギャレット氏は2020年のBitforex暴落時にWaveLabs VCを設立し、TanglePay、IotaBee、GroupFiなど複数のプロジェクトを立ち上げました。ENSの名称「ereignis.eth」（ドイツ語で「イベント」を意味する）は、彼がこれらの大規模事業に深く関わっていることを裏付けています。

調査の結果、このHyperliquid/Hyperunitのクジラの資金は、主に数年前にHTXやOKXなどの取引所から引き出されたビットコインから来ていることが判明しました。このパターンは、彼のHuobiでの勤務経験と、Bitforexの詐欺で消失した資金との間に疑わしい関連性を示唆しています。

現在の状況

ギャレット氏は現在46,295ビットコイン（約51億9000万ドル相当）を保有しており、疑わしい資金を導入するために使用された可能性のある非管理型イーサリアムステーキングプラットフォームである@XHash_comの創設者でもある。

注目すべきは、捜査結果が発表された後、ギャレットはすぐにXのプロフィールから@XHash_comを削除し、プロフィール写真を変更したことだ。また、Telegramのプライバシー設定を変更し、これまで公開していた写真と電話番号を非表示にした。Chain Detective Eyeは「彼は何かを隠しているようだ」と指摘した。