Wintermute: BTCが6.2万ドルを下回ったのはStrategyの売却によるものではなく、真の売り圧力は米国機関投資家から
Odaily星球日报讯 マーケットメーカーのWintermuteは市場分析週報を発表し、先週ビットコインが6.2万ドルを下回り、週間で約14%下落し、2024年9月以来の安値を記録したと述べた。Wintermuteは、Strategyの創業者Michael Saylorが32 BTCを売却したことが市場の注目を集めたものの、この取引規模は微々たるものであり、市場を弱気にさせた真の原因は米国機関投資家による継続的なポジション縮小と現物ビットコインETFからの資金流出にあると分析している。
Wintermuteは、米国の5月の非農業部門雇用者数が17.2万人増加し、市場予想の約8万人を大幅に上回ったこと、また求人件数が約2年ぶりの高水準に達し、サービス業価格指数が2022年8月以来の高値を記録したことを指摘。力強い経済指標が市場のFRB利下げ期待を弱め、10年物米国債利回りを4.55%に押し上げ、「良いニュースが悪いニュース」となるマクロ環境を形成し、リスク資産に圧力をかけている。
同時に、AI関連株の上昇基調に緩みが見られ、ナスダック指数は週間で4.7%下落、S&P500指数は3月以来初の週間下落を記録した。Wintermuteは、AIセクターの調整、金利上昇、そして迫るSpaceXのIPOが、総合的に市場のリスク選好度を低下させていると見ている。
暗号資産市場に関しては、米国の現物ビットコインETFは5月30日時点で10営業日連続の純流出となり、累計流出額は約29.7億ドル。5月単月の純流出額は24.3億ドルに達し、2026年以来で最も悪い月間成績を記録した。WintermuteのOTCデータによると、個人投資家の資金は継続的に米国株式へと流れており、一方で米国機関投資家は最近、強気から弱気に転じ、売りを主導している。
ただしWintermuteは、長期資金が現在の価格帯で徐々にポジションを構築している点や、1年以上の時間軸で見た場合、ビットコインのリスク・リターン比が魅力的になりつつある点など、市場にはポジティブなシグナルも存在すると指摘する。レポートは、6月12日のSpaceX IPOが市場のリスク選好度を測る重要な指標となると指摘。IPOが順調に消化されれば市場心理の改善に寄与する可能性がある一方、そうでなければリスク資産への圧力が強まる可能性があるとしている。
