連邦準備制度理事会の議事録は、12月の会合で当局者らの間に深刻な分裂があったことを示した。
2025-12-30 19:11
連邦準備制度理事会(FRB)の最新の議事録によると、FOMCは12月の会合で利下げに合意したものの、米国経済が現在直面しているリスクについて深く詳細な議論を行った。議事録によると、米国経済に対する様々なリスクを踏まえ、利下げを支持した当局者でさえも「今回の決定はメリットとデメリットを比較検討した結果であり、そうでなければ目標金利レンジの据え置きを支持した可能性もあった」と認めていた。また、一部の参加者は、今回の会合での金利レンジの引き下げ後、経済見通しを踏まえると、当面は目標金利レンジを据え置く必要があるかもしれないと述べた。今回の会合での議論は、金融引き締めと緩和の両面で当局者間の意見の相違を明らかにした。これはFRBにとって異例であり、2会合連続でこのような事態が発生したのは初めてである。(金氏)
