トランプ大統領の仮想通貨支持は米国株式市場を再編しているが、高ボラティリティのリスクは従来の株式市場にも広がっている。
2025-12-17 12:20
Odaily Planet Dailyは、トランプ大統領が仮想通貨を公然と支持する姿勢を鮮明にし、その政策や発言が米国資本市場の構造を大きく変えつつあると報じている。仮想通貨を中核とする新規上場企業が急増する一方で、市場リスクも増大している。これまでの仮想通貨強気相場は主に取引所や個人投資家に限定されていたが、トランプ大統領の政策下では、仮想通貨リスクは株式市場を通じてより幅広い投資家に波及している。規制強化、政治的な支持の強化、そして上場企業の構造的な「仮想通貨化」は、投資家がより高いボラティリティとバリュエーションリスクを負うことを促している。今年、250社以上の上場企業がバランスシートに仮想通貨を組み入れ始め、ビットコインなどのデジタル資産を大量に保有することで投資家の注目を集めている。中には、成熟した中核事業を持たず、仮想通貨を保有し、その価格上昇に賭けることが中核的な「ビジネスモデル」となっている企業もある。(ニューヨーク・タイムズ)
