テザーは、米国以外の市場に引き続き注力し、機関投資家の資金を引き付けるために規制に準拠したステーブルコインを立ち上げる計画だと述べた。
2025-05-25 05:49
Odaily スタージャーナルによると 米議会はGenius Actなどのステーブルコイン規制法案を推進しているが、世界最大のステーブルコイン発行会社であるテザーは、同社の主な事業の焦点は依然として米国外の市場にあると述べた。テザー社のCEO、パオロ・アルドイノ氏は、同社はこの法案が国内発行者と海外発行者をどのように区別しているかを懸念しており、法令遵守を維持しながら世界的な事業拡大を維持したいと述べた。
現在、テザーのUSDTは世界のステーブルコイン市場の60%以上を占めており、そのユーザーは主に新興市場に分布しています。アルドイノ氏は、米国の多様な決済システム(Zelle、PayPalなど)と比較して、Tetherのサービスは、従来の金融システムにまだ完全には接続されていない、世界中の銀行口座を持たない30億人のユーザーに焦点を当てていると指摘した。
テザーは現在、米国の顧客に直接サービスを提供していないものの、ビットコインや住宅ローンなど一部の資産は依然としてコンプライアンスの対象外となっているものの、同社の準備資産の大部分はすでに提案された規制に準拠している。アルドイノ氏は、同社が機関投資家を引き付けるために規制基準に完全に準拠した新しいステーブルコインの発行を検討しており、その準備資産をビッグ4の会計事務所に監査してもらう作業を進めていると述べた。
同氏は「徹底した監査がわれわれの最優先事項だ」と付け加えた。 (ブルームバーグ)
