按週付息優先株の存続、DAT時代はここで幕を下ろすのか?
Odaily星球日報 6月3日、Tom Lee氏率いるイーサリアム財務企業Bitmineは、年率9.50%の永久優先株を公募発行し、30億米ドルの資金調達を計画していると発表した。配当は週単位で現金支払いされる。これに先立つ5月末、Strategyは4年ぶりにビットコインを売却した。売却額は32BTC、約250万米ドルで、優先株の配当支払いが目的だった。しかし、このニュースは雪崩を引き起こした。ビットコインは6万5千米ドルを下回り、2営業日で14%以上下落した。
この2つの出来事は、DAT企業が共通して直面するジレンマを指し示している。すなわち、mNAV(時価総額/保有暗号資産の純資産価値、市場が企業の1米ドル相当の暗号資産に支払う意思のある金額)が1を下回ると、新株発行による資金調達ルートが事実上閉鎖され、配当や債務といった固定的な支出を賄うために、企業は暗号資産を売却せざるを得なくなる。この売却がさらなる売り圧力を強め、それが下落のスパイラルを形成するという循環である。現在、StrategyとBitmineのmNAVはそれぞれ0.82と0.80である。
SoSoValueのアナリストは、今回のビットコインサイクルにおける資金面は、2つのエンジンによって順次けん引されてきたと見ている。すなわち、まずはDAT企業が借入によりBTCを購入し、次に現物ETFへの純資金流入が続いた。現在、この2つのエンジンは同時に停止している。SoSoValueのETFボードと暗号資産株ボードによると、BTC現物ETFは12営業日連続で純流出しており、累計純流出額は約40億米ドルに迫る。ETH現物ETFは16営業日連続で純流出し、累計純流出額は約8億米ドルに達する。StrategyやBitmineを筆頭とするDAT陣営は、軒並みmNAVを下回っている。増加資金の2大供給源が同時に枯渇した今、DAT企業の危機が今回の暗号資産サイクルの底値を形成するかどうかは、今後の観察を待つ必要がある。

